フォルクスワーゲン トゥアレグ ハイブリッド/ゴルフ TSIトレンドライン【ニューモデル試乗】
カテゴリー: フォルクスワーゲンの試乗レポート
2012/03/30
2006年のポロから始まったブルーモーションテクノロジー
ブルーモーションテクノロジーは現時点でゴルフ/ゴルフヴァリアント(トレンドライン)、パサート/パサートヴァリアント、シャラン、トゥアレグに搭載されている
今やエコのイメージが完全に定着したVWブランドだが、その中で「ブルーモーションテクノロジー(BMT)」とは燃料節約とエミッション低減を指向するプロダクトや技術の“すべて”を意味する。基本のテクノロジーとしてはTDI(直噴ディーゼルターボエンジン)とTSI(直噴過給ガソリンエンジン)、そしてDSG(デュアルクラッチトランスミッション)があり、それを補っている技術がハイブリッドや電気駆動システム、そして回生ブレーキやアイドリングストップシステムとなる。またエコフューエル(天然ガスエンジン)などの革新技術もBMTというブランドにおいて展開されているのだが、簡単に言うとアイドリングストップ機構とブレーキエネルギー回生システムの2つが備わると「BMT合格!」となる。
現在日本でBMT装備モデルはシャラン、パサート、トゥアレグとゴルフの4車種。今回はトゥアレグとゴルフを試乗した。
VW環境対応技術の最高パッケージ
ゴルフはエントリーグレードのみにブルーモーションテクノロジーを採用、同モデル史上最高の低燃費を実現した。価格は264万円(ゴルフヴァリアントは279万円)
トゥアレグハイブリッドは約2.3トンという車重を感じさせない力強い発進力が魅力。このハイブリッドシステムはエンジンが主で、電気モーターは更にパワーが欲しいときに作動する仕組み。低回転域から太いトルクを生み出す3Lスーパーチャージャーに、モーターの大きなトルクが加わるのがその強みだ。アクセルペダルに足を軽く乗せるだけでグッと前に進みだす。ラゲージなどのパッケージも損なわれていない。
ゴルフのブルーモーションテクノロジーは1.2LのTSIトレンドラインというグレードに設定されたのだが、乗ってみると105psというスペックが信じられないほどに力強い走りを見せる。ゴルフとしては初のアイドリングストップ機構搭載となるが、再始動のショックが少なくて快適。回生ブレーキも作動の違和感はまったくない。10・15モード燃費は6%向上して18.4km/Lとなった。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | トゥアレグ ハイブリッド | |
全長×全幅×全高(mm) | 4800×1945×1740 | |
車両重量(kg) | 2340 | |
エンジン種類 | 直6DOHCスーパーチャージャー+モーター | |
総排気量(cc) | 2994 | |
最高出力[ps/rpm] | 333/5500-6500+46 | |
最大トルク[ Nm/rpm] | 440/3000-5250 | |
車両本体価格 | 898万円 |
フォルクスワーゲン トゥアレグ ハイブリッド/ゴルフ TSIトレンドライン【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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