シボレーソニック【ニューモデル試乗】
カテゴリー: シボレーの試乗レポート
2012/01/18
世界標準らしいバランスの良い新コンパクト
世界60ヵ国で発売されているGMの世界戦略モデル「シボレー v」。開発・生産はGMコリアで行われる。生産拠点はアメリカ、中国、ロシアを中心にタイやベトナムなど新興市場にも及ぶ。ちなみに車名は北米および日本が“ソニック”、オセアニアが“ホールデン・バリーナ”。その他の地域では“シボレー・アベオ”と呼ばれている
ソニックのパワーユニットは6ATが組み合わされた1.6L 直列4気筒で、右ハンドル、5ドアハッチバック仕様のみの設定となる。エクステリアではまず上下に分割されたデュアルポートグリルと、センターのボウタイ(蝶ネクタイ)エンブレムが特徴的。さらにバイクをモチーフとしたレンズカバーをもたないヘッドランプもインパクトがある。リアのドアハンドルはボディ上部に配置され、一見すると3ドアハッチバックのように見えるタイプ。テールランプもカバーをもたず、フロント回りと調和したデザインとなっている。
コンパクトカーながら安全への配慮は十分で6個のエアバッグと4チャネルABSおよびブレーキアシストを標準装備。インテグラル構造のモノコックボディは車重の4.2倍もの重さをルーフで支えることができるほどの強靭さを誇る。
走りの安定感はシボレーブランドの面目躍如
ユニークなデジタルメーターは外観同様、モーターサイクルをモチーフとしたもの。GMのエコテックシリーズの115psを発揮する1.6L 直4は可変バルブタイミング機構付き。トランスミッションには、シボレー コンパクトモデルとしては初の6速ATを採用。10・15モード燃費はレギュラー仕様で11.3km/Lを達成する
運転席に乗り込んだときの印象は悪くない。サイズと価格は紛れもなくコンパクトだが、アナ・デジメーターのデザインセンスのユニークさと各部の作りのしっかり感がクラスを超えた満足感を与えてくれる。室内パッケージは決して広いとは言えないが、ほぼ4mの全長というサイズから考えれば十分に工夫が施されていると評価できるものだ。走行フィールはなかなかの好印象だった。エンジンと6速ATとのマッチングがよく練られているようで、街中で走り始めたときから115馬力というスペックデータ以上の力強さを感じさせてくれる。また走りの印象は高速走行でさらに良くなった。
堅牢さをウリにしたインテグラル構造フレームのガッチリ感と、レスポンスに優れる伸びやかなエンジンにより、快適さが一層増してくるのだ。アメリカンでもヨーロピアンでもない若々しいグローバルさ。これはアリだ。
SPECIFICATIONS
| 主要諸元のグレード | LT | |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4050×1740×1525 | |
| 車両重量(kg) | 1220 | |
| エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | |
| 総排気量(cc) | 1597 | |
| 最高出力[ps/rpm] | 115/6000 | |
| 最大トルク[Nm/rpm] | 155/4000 | 車両本体価格 | 198万円 |
シボレーソニック【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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