トヨタ プリウスα【ニューモデル試乗】
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
2011/06/28
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
プリウス派生の新ハイブリッド
型式上はステーションワゴンだが、5人乗りのほか7人乗り仕様も設定されたプリウス派生のマルチパーパスビークル。ボディをひと回り大きくし、居住空間とラゲージスペースを拡大。搭載するパワーユニットはプリウスと同様の1.8Lエンジン+モーター。7人乗り仕様にはリチウムイオン電池を搭載する。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
前後の揺れを抑える制御技術が光る
乗り味は、一言で言えばプリウスのそれ。車重増による加速時のもたつきが発生しないよう、ファイナルギア比をローギアード化したりモーターを水冷化するなど工夫が凝らされている。また路面の状況に応じてモーターのトルク制御を使い前後のピッチング(揺れ)を抑える新制御技術は秀逸と言えるレベルだ。SPACE室内空間の広さや演出を解説
プリウスより快適性がアップ!
乗り込んだ瞬間からプリウスよりさらに良くなったのがわかる。前席はヒップポイントが30mm上がっており乗り降りが楽。2列目は足元と頭上回りのスペースが拡大している点が快適性をさらに向上させている。またプリウスにはないリクライニング&スライド機構も有効。ラゲージは奥行き&高さとも十分。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
息の長い満足感を提供するだろう
燃費が驚くほど良くて、人もしっかり乗れて、一定以上のステータスも欲しい、と思っている人にはピッタリの車と言える。オーナーに対する周囲からの注目度も非常に高いはずだ。ある意味究極の贅沢車だ。この高い満足感は、後々中古車で手に入れてもそれほど薄まるものではないだろう。SPECIFICATIONS
グレード | G ツーリングセレクション スカイライトパッケージ |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 4615×1775×1600 |
ホイールベース(mm) | 2780 |
車両重量(kg) | 1490 |
乗車定員 | 7人 |
エンジン種類 | 直4DOHC/モーター |
最高出力 | 73kW(99ps)/5200rpm/60kW(82ps) |
最大トルク | 142N・m(14.5kg-m)/4000rpm/207N・m(21.1kg-m) |
車両本体価格 | 235万~330万5000円 (北海道地区 238万7800~332万8100円) |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する(※点数は標準車のものです)
総合評価19/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
プリウスとは若干考え方が異なりオーディオ&ナビは全グレードレス仕様となる(6スピーカーは付く)。ちなみにメーカー純正オプションのカーナビ&オーディオの価格は50万850円だ | SAFETY(安全性)4/ 5 |
S-VDC(車両安定デバイス)やサイド&カーテンシールドアエバッグなど安全装備は充実している。プリウスの最上級グレードには標準装備されるプリクラッシュセーフティはオプション扱いとなる | ECO(環境性能)5/ 5 |
「平成22年度燃費基準+25%達成」と「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を受けている。さらに省エネ法に基づき定められている燃費目標基準の2015年度燃費基準も達成している | MILEAGE(燃費)5/ 5 |
10・15モード燃費は31.0km/L。プリウスの同等グレードと比較して4.5km/Lのビハインドだが、100kg以上の車重増を考えればこの値は十分。実用シーンでは20km/L超えは難しくないだろう | VALUE(バリュー)3/ 5 |
プリウスα専用の装備・機能は多いが、オーディオレスの設定は予算の上乗せになる。リチウム電池の供給の関係か、目玉の7人乗り仕様が2グレードと、選択の幅は限られている |
トヨタ プリウスα【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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