アウディQ3【ニューモデル試乗】
カテゴリー: アウディの試乗レポート
タグ: SUV / クロスオーバーSUV
2012/06/27
一番小さな、クーペフォルムのQモデル
テールゲートはラップアラウンドデザインを採用。ボンネットやテールゲートにアルミニウムを用いることで軽量化が図られている
アウディのSUVライン、Qモデルの末弟として、新登場したのがQ3である。ボディサイズは全長4385㎜×全幅1830㎜×全高1615㎜。このロー&ワイドなプロポーションに加えて、低くなだらかなルーフライン、大きく寝かされたリアウインドウなどによるクーペライクなフォルムが、ライバルにも兄弟にもない独自の存在感を醸し出している。メカニズムはフォルクスワーゲン・ティグアンと多くの部分を共用する。横置きのエンジンは2L直噴ターボ。最高出力211psと170psの2つが用意され、いずれも7速S-トロニック、フルタイム4WDのクワトロを組み合わせる。
走りの味付けを自在に変更できるADS(アウディドライブセレクト)や、MMI(マルチメディアインターフェイス)など上級モデルにも遜色ない装備内容も特徴。末弟と言えども侮れない、あらゆる面で充実した内容を誇っているのだ。
質の高い走りと設えに強気の価格も納得
ドライバーの好みに合わせてエンジンやサスペンションなどを最適化させるアウディドライブセレクトは211ps仕様にオプションで用意
最初の驚きは高い実用性。このサイズ、このフォルムにして、いざ乗り込むと室内は思いのほか広く、後席にも荷室にも十分な余裕がある。内装の設えにも感心させられた。全面ソフト素
材で覆われ、精緻なスイッチ類が並ぶ空間の仕立ての良さはさすが。まさにアウディの真骨頂だ。何より驚いたのが走りっぷりである。ADS付きだった試乗車での印象では、乗り心地はしなやかだし、フットワークの躾けもとてもハイレベル。動力性能は211psなら文句はない。トータルで見てアウディの走り、ひと皮剥けた印象を受けた。
武骨さを排した洗練されたクーペフォルムには、かつてアバントによってワゴンをスタイリッシュに変革させたアウディらしいなと嬉しくさせられる。そして走りの良さにもびっくり。BMW X1やティグアンなどのライバル比では価格は高めだが、これなら納得させられてしまいそうである。
SPECIFICATIONS
| 主要諸元のグレード | 2.0 TFSI quattro 211ps | |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4385×1830×1615 | |
| 車両重量(kg) | 1610 | |
| エンジン種類 | 直4DOHCターボ | |
| 総排気量(cc) | 1984 | |
| 最高出力[ps/rpm] | 211/5000-6200 | |
| 最大トルク[Nm/rpm] | 300/1800-4900 | 車両本体価格 | 479万円 |
アウディQ3【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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