第4次韓流ブームの影響で、日本の若い世代が輸入車に注目する!?
カテゴリー: トレンド
タグ: メルセデス・ベンツ / BMW / ランドローバー / クルマを選び始めた人向け / 1シリーズ / レンジローバーイヴォーク / Aクラス / 自動車総研コラム
2021/01/26

車で端的に表現される登場人物のステータス
その年話題となった新語や流行語が、昨年末に発表された。大賞をはじめトップ10には、コロナ関連の言葉が多く入っていたのはご存じのとおりだろう。その中で、韓国ドラマがけん引する第4次韓流ブームというワードが気になり、少し調べてみた。
これが何回目のブームかは諸説あるが、“第4次”とされている今回は動画配信メディアを通じ、世界各国でヒットしていることが特徴のようだ。
調べついでに2020年に話題となったドラマを片っ端から見てみたが、確かに面白い。期せずして沼にはまってしまったようで、過去のヒット作にまで触手を伸ばしているところだ。
なぜこれほど面白いのか、寝食忘れて韓国ドラマ(主に現代劇の恋愛コメディ)をむさぼり見た経験からその理由を分析してみた。
筆者は真性の“にわか”ゆえ、知ったかぶりをするようで気が引けるのだが、多くのドラマで共通する「財閥に象徴されるお金持ちvs誠実で努力家で仲間思いの庶民」という格差の対立構造が、一役買っているのではないかと思っている。
というのも、この構造が復讐や競争をあおったり、恋愛や成功の障壁になったりし、ハラハラやドキドキ、ヤキモキを加速させ、最後に主人公が願いを成就させたときのカタルシス効果を増幅させてくれるからだ。
またこうしたドラマでは、車が登場人物のステータスを端的に表現する小道具として重要な役割を担っているケースが多い。
例えば、韓国の財閥のご令嬢が北朝鮮に不時着したことから始まるドラマでは、主人公のご令嬢のステイタスとファッショナブルなキャラにピッタリなランドローバー レンジローバーイヴォークが愛車として登場した。
また、ソウルの梨泰院(イテウォン)という地区を舞台に、主人公の青年が仲間とともに夢に向かって奮闘するドラマでは、積年の思いを果たし成功した主人公がメルセデス・ベンツの最新EVであるEQCに乗って登場した。
その他、スタートアップを物語の軸に据え、不思議な縁でつながった男女の恋愛を描いたドラマでは、ベンチャーキャピタルのエリートがAMG GTに乗っていたり、俳優を目指す好青年とメイクアップアーティストを目指す女性の青春の記録を描いたドラマでは、主人公が俳優として成功したにも関わらずBMWの2シリーズグランクーペを選んだり。
それぞれのドラマには、スポンサーとなる自動車メーカーの車が登場するケースが大半だが、それでも登場人物のステータスやキャラクターに呼応しそうなモデルを割り当てるなど、なかなか芸が細かい。
しかも、新車価格2000万円超えのハイエンドモデルや最新モデルを次々登場させているところをみると、スポンサードする自動車メーカーも、韓国ドラマの世界的な影響力=宣伝効果を認めているのだろう。

上のグラフ①をご覧いただこう。車は乗る人のステータスや社会的地位を表すと思うか、という問いに対する回答だ。
「そう思う+まあそう思う」と回答した肯定的な人が40%で、そう思わない否定的な人の数を上回っている。また、男女ともに若い世代ほど、車はファッションの一部であると思う傾向が高い(グラフ②)。
その世代には、すでにK-POPをはじめコスメ、衣類などファッションかいわいでも韓国発のブランドが定着しているのはご存じのとおり。こうしたカルチャー分野のブームは、たやすく国境を越えて広がる強い影響力をもっていると言える。
今回の韓国ドラマブームで、もしかしたら劇中に登場したメルセデス・ベンツやBMW、アウディ、マセラティ、ボルボ、ランドローバーといった、高級車メーカーの車に興味をもち、自分も乗ってみたいと思う人が増えても不思議ではない。
だが、車に関する予備知識がない人たちが、ドラマに登場したモデルの新車値段を知って悲鳴を上げているSNSの投稿も散見された。そんな人たちにこそ、中古車に目を向けてもらいたいものだ。
登場人物の愛車そのものではないにしろ、旧型やちょっと下のグレードなら、意外に安く手に入れられる物件を見つけられるのだから。
あのドラマにも登場した高級車メーカーの頑張れば手が届きそうな輸入車3選
1:メルセデス・ベンツ Aクラス(3代目)

2:BMW 1シリーズ(2代目)

3:ランドローバー レンジローバーイヴォーク(初代)

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