発表前にもっと知っておきたい、トヨタ MIRAI
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / MIRAI / ニューモデルスクープ!
2020/11/18

新採用アイテムなどの情報をゲット
新型MIRAIの正式発表が近づいてきた。2020年10月18日にお知らせした内容から、新採用アイテムなどの追加情報を入手したのでアップデートを兼ねて改めてお伝えする。
従来と同じくMIRAIは官公庁や地方自治体がメインターゲットに据えられる。これに加えて、ワイドアンドローなプロポーションおよび大径タイアの装着によって、カッコ良さが演出され個人ユーザーにもアピール。
後席が3人がけに変更されて待望の5人乗りに進化する点も大きな訴求ポイントになるだろう。
法人や、VIP送迎需要に応えるべく新たに後席の快適性を高めるエグゼクティブパッケージが用意されることは前回もご紹介した。
このパッケージに関する新情報として、リアドアイージークローザー、リア電動サンシェード、リアドア巻取り式サンシェード、助手席可倒式ヘッドレスト、助手席シート肩口スイッチ、前席シートバックグリップで構成されることがわかった。

航続距離、最高出力も向上
EVの充電器と並んで水素の充填インフラもまだ十分に整備されていない点が、FCV普及の足かせになっている。そのためにも一充填あたりの航続距離アップは課題のひとつに挙げられるだろう。
WLTPモードに換算すると、初代の約600kmに対して新型は850km程度をマークする見通しだ。これは、FCシステムの改良と搭載できる水素の量が増やされたことで実現。水素タンクは1本プラスの3本となった。
ちなみにFCスタックは19psアップの174psに増強され、駆動用バッテリーはニッケル水素からリチウムイオンに変更される。
運転支援デバイスも最新に
新採用されるアイテムもいくつか紹介していこう。まずは「アドバンストパーク(駐車支援システム)」だ。ヤリスで実用化された同機構がさらに進化。
MIRAIでは、切り返し時および完了後のシフトチェンジも車が行ってくれる。これは、電子シフトの恩恵によるところが大きい。切り返しを必要としないシンプルな駐車なら30秒程度で完了するという。
運転支援技術の進化も見逃せない。クルーズコントロース使用時は、ナビの地図データと連携が図られステアリング操作開始時に車速を制御、直進状態に戻すと車速が復帰する「カーブ速度抑制機能」が初めて用いられる。
また、「車線維持支援システム」を使用時にステアリングへの入力が検知できず、音と表示でドライバーに操作を促しても反応がないときにはハザードランプ点灯とホーン吹鳴で周囲に異常を知らせつつ車線内で減速、停車する。
これらの機能は、レクサスブランドで実用化済みのものだ。

室内もラグジュアリームード満載
新型MIRAIには「Gグレード」、「Zグレード」の2グレードが用意されることは前回にもお伝えしたとおり。「Gグレード」には合皮シート、「Zグレード」にはセミアニリン本革シートが装備される。
ともに、内装色はブラックとダークブラウンアンドホワイトのツートーンから選べる。モール状に配される加飾は質感の高いサテンメッキだが、Zグレードでは20インチタイア、ホイールとセットでカッパーメッキも選択できる。
2019年秋に公開されたコンセプトモデルは、ブラック内装にカッパーメッキ加飾が組み合わされていた。
FCVでも主導権を取れるのか
FF方式のプラットフォームから、クラウンと同じプラットフォームに切り替えられ後輪駆動に仕立てられる新型MIRAI。加速感や静粛性、力強い走りが魅力に掲げられて単なる環境対応車の範疇を超えている。
トヨタが、1997年発表の初代プリウスで先鞭をつけたハイブリッドカーは今日、同社の販売を支える存在へと成長した。
まだ普及までの道のりが長そうなFCVを地道に開発、販売し続けるトヨタはハイブリッドカー同様、将来このジャンルでも主導権を勝ち取る気満々だ。
※2020年11月13日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年12月9日
■全長×全幅×全高:4975×1885×1470(mm)
■搭載エンジン:電気モーター+燃料電池
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