【名車への道】’75 アルファ ロメオ モントリオール
2022/08/29

これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍モデルたちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「車は50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
“純レーシング”エンジンを積んだ大人の2+2グランツーリスモ
——今回はいつになく執筆意欲が湧いてくる車だと思いますよ。
——なんてヒドイことを……。
——いやいや、以前から松本さんは「良い車は遠くから見てもオーラがあるからわかる」って言ってましたよね? 今回はそれが僕にも見えた気がしたんです(笑)。まあ、見たこともない2ドアのアルファ ロメオだったので、価値があると思ったんですけどね。
——まぁまぁ、それは到着してのお楽しみで。あ、こちらです。

——大物を釣り上げた感じですね。
——程度の良さが遠目でもわかりますよね。
——このモントリオールってあまり見かけないですよね? 古いアルファ ロメオって、結構有名な車が多いのに。ところで松本さんは乗ったことありますか?
——あれ? 意外と小さいですか? この車。

——走ってる姿がまったく想像できないんですが、どんな車なんですか?
——確かにパっと見てミッドシップに見えるデザインですよね。
——その頃から車に詳しかったんですね……。
——確かに……。
——デザインは誰なんですか?
——言われてみれば確かにそんな気が……。
——ボクは松本さんみたいに子供の頃からのマニアじゃないんですよ。
——じゃあその知識でモントリオールのこと、もう少し詳しく教えてくださいよ。

——それって凄いんですか?
——伝説の車ですね!
——それは……凄いですね。

——昔のことなのに結構覚えてるんですね……。
アルファ ロメオ モントリオール
ジュリアクーペをベースに、エクステリアをベルトーネがデザインした2+2クーペ。レーシングモデル、ティーポ33のV8をベースにデチューンされたエンジンを搭載する。当時のアルファ ロメオで、最も高価なモデルであった。なお、プロトタイプがモントリオールの万国博覧会に出展されたため、この名が冠されたという。
※カーセンサーEDGE 2022年10月号(2022年8月26日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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