三菱 ミラージュディンゴ エアロ 【プレイバック試乗記】
2008/07/09
※この記事はカーセンサー関東版15号2000年4月20日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
アグレッシブなデザインとエコロジーを両立させた最上級グレード
↑
走りには余裕が感じられ、市街地から高速クルージングまで不満はない(左)ルーフレールは設定されず、電動ガラスサンルーフがオプション設定される(右)
ミラージュディンゴに追加設定されたエアロは、1.8LのGDI エンジンを搭載する最上級グレードだ。エアロという名前が示すように、外観デザインもアグレッシブな雰囲気を表現しており、前後の大型エアロバンパー、テールゲートスポイラー、大型サイドエアダム、エアログリルなどによって1.5Lの標準グレードとの違いを明確なものにしている。運転席に乗り込むと、黒を基調としたインテリアのデザインも標準グレードとは異なり、革巻きステアリングホイール、カーボン調パネル、スポーツタイプメーターなどによってスポーティ感を表現している。
搭載されている1.8LのGDIは、ギャラン/レグナムなどに搭載されているのと同じエンジン。微妙にチューニングが異なるようだが、数値などはほぼ同一だ。
GDIらしいエコ領域を使って走るようにしたい
↑カーボン調のパネルが採用されているが、これは逆に安っぽさを感じさせてしまう(左)三菱GDIエンジンの原点がこの1.8L版で、エコの時代を象徴するものだ(右)
ギャランよりもやや軽いディンゴのボディに1.8Lエンジンなので、走りには余裕が感じられる。市街地から高速クルージングまで不満のない走りの実力だ。
追い越し加速などではもう少しと感じさせる部分もあるが、そんな走り方をしないほうがGDIの良さが生きて燃費の良い走りが可能になる。やはりGDIらしいエコ領域を使って走るようにしたいものだ。足回りは標準グレードとタイヤサイズが異なり15インチとなるが、14インチの標準グレードと同じ柔らかめのチューニングだ。アイポイントが高いこともあってコーナーでのロールはやや大きめに感じられる。もう少し硬めのチューニングのほうが安定性が高くなって走りやすくなるはず。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | エアロ(2WD) |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 3920×1695×1620 |
ホイールベース(mm) | 2440 |
車両重量(kg) | 1210 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1834 |
最高出力[ps/rpm] | 135ps/6000rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 18.5kg-m/3750rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 14.4 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/50 |
車両本体価格 | 179.8万円 |
松下 宏の責任採点
コンセプト | 4点 | 取り回し | 4点 | 加速性能 | 4点 | ブレーキ性能 | 4点 |
フィニッシュ | 3点 | 操作系の使い勝手 | 3点 | 乗り心地 | 4点 | 環境対策 | 4点 |
前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 3点 | 操縦安定性 | 3点 | 燃費 | 4点 |
後席居住性 | 3点 | パワー感 | 4点 | 高速安定性 | 3点 | ステータス | 4点 |
内装の質感 | 3点 | トルク感 | 4点 | しっかり感 | 3点 | コストパフォーマンス | 3点 |
得点合計 | 71/100 |
三菱 ミラージュディンゴ エアロ 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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