スバル、ブランド方針を転換か
カテゴリー: クルマ
タグ: スバル / ニューモデルスクープ!
2020/01/17
▲XVは、北米で専用名クロストレックを掲げて販売されている。CAFE(企業別平均燃費)対策として、現地専売のプラグインハイブリッドもラインナップされるマツダとは逆の方向性
ブランドイメージの向上をめざして、スバルは中期経営計画「STEP」を推し進めている。主軸である、SUVに関しては商品展開を見直すようだ。
世界的にSUVブームが巻き起こっている中、スバルはアウトバック、フォレスター、XVの3車種を今後もブラッシュアップしながら、販売していく。
ただし、将来的に車名や国内におけるラインナップを一部見直す方向で、検討を始めている。
まずはXV。インプレッサとコンポーネントを共有する、スバルのエントリーSUVという立ち位置は変わらないが、2021年以降に行われるモデルチェンジで、インプレッサとの差別化が強化されるようだ。
また、世代交代でネーミングが変わるかも? との情報もつかんだ。現在は海外でもXVを名乗っているものの、北米向けだけはクロストレックなる専用名が掲げられている。
記号的なXVのネーミングは、一部の仕向け地で馴染みにくく、受け入れてもらえないからとの理由が背景にあるようだ。
マツダが、海外にプレミアムブランドにならって、記号性の高いネーミングに統一した動きとは真逆。メーカーそれぞれで考え方があるようだ。
▲すでに北米で生産と販売が始まっている、新型アウトバック。車体はさらに大型化し、日本の道路事情には合わないサイズに。国内導入が見送られる可能性も考えられるアウトバックは国内撤退か
もうひとつの注目ニュースは、アウトバックの国内撤退だ。同車はフォレスターより高級なSUVに位置づけられている。すでに北米では2019年にモデルチェンジで切り替わっているが、国内ではまだ世代交代前のまま継続販売中。
しかし、最新モデルは車体がさらに拡大。全長は先代モデル比+40mmの4860mm。全幅も同+15mmの1855mmに達しており、もはや日本で乗るには持て余してしまうサイズになってしまった。
これでは日本仕様を仕立てても、減価償却できないのではないかとの見方が浮上しており、現行モデル限りで国内から姿を消す可能性も出てきた。
▲米国で好評を得ている、3列シートSUVのアセント。最高出力260hpの2.4L ボクサー4ターボが搭載されている北米で右肩上がりの成長
2019年1月から11月における、米国での販売台数が、前年比3.6%増の63万7000台を突破。北米で右肩上がりの実績を残しているスバル。
現在、けん引役として貢献しているモデルが、現地専売の3列シートSUVである、アセントだ。この成功がスバルをいちだんと北米重視の戦略へと後押ししているのかもしれない。
過去にスクープしたように、BRZを海外専売に切り替えるプランが持ち上がるなど、同社は今後いっそう適材適所を極めていくのかもしれない。
※2020年1月17日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
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