お供のワゴンRとともに全国各地に移り住む転勤女子
2018/10/08
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?
▲ほぼ1年に1度は引っ越しをしているという転勤女子の秋山優美さん。そのたびに愛車のワゴンRも一緒にお引越し
休みの日には名勝めぐりに出かける
全国に店舗をもつ書店で働く秋山優子さん。
就職をして7年ほどたつが、なんとこれまでに5回の転勤を経験している。
出勤先の店舗は、だいたい1年以内には変わってしまうそうだ。
「1年間も住んでいないので、札幌の雪まつりも、青森のねぶた祭も、あとちょっとというタイミングで見ることができなかったんです! せっかく札幌にも青森にも住んだのに、みんなにもったいないって言われます」
▲様々な土地で自動車通勤をしているおかげで、「だいぶこなれてきました」と運転には自信あり。同じ車種に長く乗っていることも、運転の安心感につながっている
▲定額制の音楽配信サービスが一般的になる中で、車内での音楽はCDを使う。ジャケットを楽しんだり、ディスクを入れ替える手間も、秋山さんにとって音楽を聴くことの一部残念ながらこれまで転勤先のイベントには縁がなかったようだが、休みの日になれば愛車でその地域の名勝に出かけて撮影などを楽しんでいる。
「こんなこと言ったら怒られそうですが、名勝って旅行でわざわざ行くようなものでもないと思うんです。周りに何にもない不便なところが多いし(笑)。でも近県に住んでいれば、ちょっと車を出してフラッと行くことができて、そこはラッキーだなって思ってます」
好きな写真を撮って、往復で3時間くらいのドライブをするといい息抜きになるそうだ。
最近感動したのは、日高の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の花畑。
一面に広がった真っ赤な花のじゅうたんを、心行くまで撮影ができた。
▲最近、遠方の祖母に会いに行った際、「腰が痛いだろうから」と積んだクッション。秋山さんの他人を思いやる気持ちが垣間見えるどこへでも愛車と一緒に引っ越す理由
秋山さんはワゴンRを乗り継いでいて、2台目なのだという。
「知らない街に行っても、慣れた車なら怖くないから」と言うのが、長年ワゴンRを乗り継ぐ理由だ。
転勤先はどの街も初めて運転する道ばかり。
そんなとき乗り慣れたワゴンRなら安心ができる。
転勤先は地方が多いが、道の狭い都市部に住むことになっても取り回しがよく不便を覚えたことはないそうだ。
引っ越しは大変だし人との別れが寂しくもあるが、楽しめる要素もある。
そのひとつが食事だ。
「地場の食べ物は堪能しています。それに転勤先だと自炊が多くなるので、料理の腕も上がったかな」
仕事の帰りに買い物をして、できるだけ自分で作るようにしているそうだ。
次に転勤をしても、秋山さんは愛車との素敵な時間を過ごすのだろう。
▲車通勤をしていると帰りに買い物に寄ることが多くなり、結果的に料理の腕前が上達している
▲勤務先の書店では書籍やCDの棚卸しをすることもあるという。気になるアーティストや音楽とは、そういった中で出合うことも多く、車内で聴く音楽は増えていくばかりどんなクルマと、どんな時間を?
小回りが利き取り回しの良いワゴンR(3代目)
3代目の特徴はシャシーやサスペンションを完全に新しくしたこと。トールワゴンらしからぬ安定した走りと静粛性を手に入れた。自慢の室内空間も、特にヘッドスペース周辺の空間が広がり、クラス最大級となった。これでもか、とばかりに創意工夫された収納スペースは魅力だ。
エンジンは4種類で、VVT付きNA、マイルドターボ、スポーツターボ、直噴ターボとなる。これまでと同様にスポーティなルックスとローダウンシャーシが与えられたRRモデルの設定もある。
▲転勤が多い秋山さんにとって、ワゴンRは一緒に移動をする「旅の友」。どの街に行っても生活の支えとなっている
▲ハイト系軽自動車の元祖でもあるワゴンRは使い勝手がよく、長年販売され続けているモデルだ。今でもこの3代目に限らずほとんどの年代を街で見かけることが多く、ロングセラーモデルとなっている。秋山さんにとってワゴンRは「旅の友」。しかし、他の人にはどのように映っているのだろうか。オーナーが多いワゴンRは、きっと持ち主によってそれぞれ違った役割を担っているはずだ【関連リンク】
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