BMW X4【試乗レポート】(藤野太一)
カテゴリー: BMWの試乗レポート
2014/10/06
歩行者検知機能付きオートブレーキなどの最新安全装備やサイドビューカメラ、オートマチックテールゲートなど数々の装備を標準化しているというが、28i Mスポでお値段705万円…。X4を選ぶくらいの洒落っ気のある人ならぜひ790万円の35i Mスポを
自称スポーツクーペはだてじゃない
乗れば見事に「BMWだね」である。現在の全方位的商品企画においてX5に対するX6が存在するのと同様に、X3に対してX4が生まれたのは必然のことだろう。全幅とホイールベースは同寸。25mm長く、50mm低い。お次はX2かという想像も働くが、それはさておきX4には3L直6ターボの35iと2L直4ターボの28iの2種類があり、それぞれに標準車とMスポーツが設定されている。
ちなみに日本のBMWのセールス全体の約3割、X5においては8割を超すともいうディーゼルエンジンだが、プレミアム系の偶数シリーズにはディーゼルを設定しないという日本法人の戦略はこのX4においても貫かれている。
Mスポーツパッケージはエアロパーツやシャドー・ラインなどを採用。スポーツサスペンションを装着する
最新のBMWはMスポーツの方が乗り心地に優れる傾向にあり、試乗車も両モデルともにMスポーツが用意されていた。先に35iに乗る。
いつまで言ってるのと言われそうだが、滑らかに溢れ出るようなパワー感、やはり“ビーエムの直6”は気持ちがいい。8段ATも文句のつけようがない。駆動トルクを可変配分する4駆システムや、ギアレシオが連続可変するステアリングシステムなど、最新技術で協調制御され、全長約4.7m、全幅1.9m、重さ1.9tもある躯体を忘れさせるほどヒラヒラと箱根のワインディングを駆け抜ける。他のモデルで時折感じるランフラットタイヤの悪癖もない。
ハイグロス・ブラック仕立てのパネルやクロームパーツで上質感を高めた。Mスポーツにはアルミトリムも採用
次に28iにも乗った。実は車両重量は35iに比べて30kgほどしか軽くならない。ダウンサイジングの2Lターボで足りるのかと思ったが、こちらも意外なほど軽快に走る。4気筒エンジンにはさすがに直6ほどの味わいは望めないが、パワー感に不足はない。
数多あるSUVとは一線を画す、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)だと自らうたうが、そこはさすがのBMWと言えるモデルだ。
【SPECIFICATIONS】
■グレード:X4 xDrive35i M Sport ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直6DOHCターボ ■総排気量:2979cc
■最高出力:306/5800[ps/rpm] ■最大トルク:400/1200-5000[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT
■全長×全幅×全高:4680×1900×1625(mm) ■ホイールベース:2810mm
■車両重量:1900kg
■車両本体価格:790万円(税込)
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