BMW 2シリーズ アクティブツアラー【試乗レポート】(菊谷聡)
カテゴリー: BMWの試乗レポート
2015/01/14
▲ファミリー層が購入する場合には、家族の誰も反対しないと思う。「初めての輸入車層」や「VWやプジョーからプレミアムブランドへステップアップ層」にオススメ……というのが基本だろう。購入者の我儘を貫いて購入する……というキャラではない
BMW初のFFモデル。たしかに完成度は高いのだが……
歴史が変わった。後輪駆動にこだわり続けてきたBMWが、FFモデルをラインナップに投入してきたのだ。
アクティブツアラーと名付けられたこのモデルは、明らかにミニバンの趣。BMWではSAT(スポーツ・アクティビティ・ツアラー)と新しい表現を用いているが、“スポーツ”を旨としてきたBMWには無縁と思われてきたカテゴリー。残念ながらそのフォルムから「駆けぬける歓び」を予感することは難しい。
運転席に座ると、そこは見慣れたBMWの運転環境。操作系スイッチの配置や触感、シートやトリムの素材感なども従来のBMWと変わりはない。
室内は広い。同セグメントのメルセデス・ベンツ A&Bクラス、アウディ A3と比べても、後席のゆとりやラゲージ容量などでは勝っているようだ。前後スライド可能なリアシートも利便性を高めている。
▲ベーシックモデルに加え、エレガントなスタイルのラグジュアリー、スポーティなMスポーツを用意
試乗車は218i。搭載するエンジンは、MINIで完成度の高さを確認済みの直列3気筒ターボだ。
ピックアップの良さは期待以上で、エンジンサウンドも小気味よい。ハンドリングは素直でシャープ、ワインディングを軽快に走ることに不足はなく乗り心地もよい。
▲他モデル同様、ドライバー・オリエンテッドな仕立てに。クロームパーツなどで上質感を演出している
初のFF車としては完成度が高く、このセグメントが狙う「初めて輸入車を購入する若いファミリー層」にはオススメできる。ただし、やや優等生すぎてなにかモノ足りない。もう少しアクの強さがあってもよろしいかと。なんたってBMWなのだから。
さらに心配なのは、これまでFFを完全否定してきたセールス現場の方々。お客様からの反論にいかに備えるか……。
▲後席は130mmスライド可能となり使い勝手を向上、ラゲージ容量は通常468Lから最大1510Lを確保
【SPECIFICATIONS】
■グレード:218i Active Tourer Luxury ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直3DOHCターボ ■総排気量:1498cc
■最高出力:100(136)/ 4400[kW(ps)/rpm] ■最大トルク:220(-)/1250-4300[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:6AT
■全長×全幅×全高:4350×1800×1550(mm) ■ホイールベース:2670mm
■車両重量:1460kg
■JC08モード燃費:-km/L
■車両本体価格:381万円(税込)
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