【オンリーワンを探せ】プレミアム価格がつくこと間違いなしのアストンマーティン シグネット
2013/12/10
原稿執筆時点でカーセンサーnetに1台のみ掲載されている希少車を紹介するこの企画。今回、2013年12月3日に発見したのは「アストンマーティン シグネット」です。現在、欧米では自動車メーカーが生産する車両の燃費や排出ガスの平均値で課税額が変わります。そこでV8とV12エンジンを搭載した車両しかラインナップしないアストンマーティン社は、課税額を抑えるためトヨタからiQのOEM供給を受けました。
車体はトヨタiQの1.3Lモデルですが専用エクステリアパーツの採用や、内装とエンジンマウントの変更、消音材の追加などが施され、アストンマーティンの「哲学」に沿った誂えになっています。内装に用いられる本革の質は他のアストンマーティン車と同一で、DB9と同量の本革が使われているそうです。高級感あふれる内外装であることは疑う余地がありません。
当初は、アストンマーティン車のオーナーに優先販売され、年間販売台数は4000台が見込まれていました。しかし、実際は発売から2年ちょっとで販売されたのは150台に満たず、今年あえなく絶版となりました。
iQの1.3Lモデルが160万円程度なのに比べ、シグネットの日本での新車価格は475~490万円。熱烈なアストンマーティンファンなら買うのかもしれませんが、あえてiQのOEM車を選ぶ人はいなかった、ということでしょう。
しかし、将来は値上がりすることが予測されます。なにせ世界で150台未満しか売れなかった“珍車”です。当該車両は、1年落ちで走行1.1万kmとはいえ488万円。既にプレミアム価格がつけられているような雰囲気すらあります。
普通のお金持ちではおいそれと手を出せなかった車と考えると、ゴージャスな差別化となるでしょう。世の中には2000万円の革ジャンがあったり、80万円のワニ革スニーカーがあったり、ン百万円の携帯電話があったりします。シグネットもそういった“超富裕層向け商品”といえます。いずれは海外の高級嗜好品オークションで高値取引されるであろう1台です!
Text/古賀貴司(自動車王国)
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