スズキ スイフト【フルモデルチェンジ】
2010/10/06
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
スズキの世界戦略コンパクトカー
大ヒットした2代目の後を受け、プラットフォーム/エンジン/CVTすべて刷新した意欲作。デザインは旧型の流れを汲むが、ボディサイズは全長で95mm、ホイールベースを45mm拡大。衝突安全性も向上させた。搭載するエンジンは1.2Lの直4のみ、これにCVTと一部グレードに5MTを設定。駆動方式はFFと4WDを用意。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
クラストップレベルの出来映え
2代目もその走りは高く評価されていたが、新型はさらにその上を行く。軽快かつ俊敏な足回りはこのクラスではトップクラスの出来と言える。 最上級グレードのXSに標準装備されるパドルシフトが日常使いでもスポーティな気分を盛り上げてくれる。また静粛性が高い点もこの車の魅力を大きく高めている。SPACE室内空間の広さや演出を解説
室内の質感はさらに向上
2代目のスイフトからスズキの小型車の質感は大きく向上してきたが、新型は「まだ伸びしろがあったのか」と思わせるくらい、さらに質感や使い勝手が向上している。また運転席は調整幅の増えたシートやチルト&テレスコピック機構(全グレードに標準装備したのがエライ)によりベストポジションがとりやすい。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
気軽に“世界水準”が堪能できる
世界的なダウンサイジングの流れの中、コンパクトカー=質感も走りもそれなり。と思っている人は、まずディーラーで乗ってみることをオススメする。伊達に世界8拠点で生産しているわけではない“世界水準”の車であることがわかるはずだ。欧州車に負けない実力を120万円台から手に入れられる。SPECIFICATIONS
グレード | XS |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 3850×1695×1510 |
ホイールベース(mm) | 2430 |
車両重量(kg) | 990 |
乗車定員 | 5人 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1242 |
最高出力 | 67kW(91ps)/6000rpm |
最大トルク | 118N・m(12.0kg-m)/4800rpm |
車両本体価格 | 124万4250円~165万3570円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
総合評価20/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
オーディオレスだが全グレード6スピーカーを標準装備。ステアリングスイッチに対応するオプションのオーディオはiPodを含めたUSB接続やハンズフリー通話にも対応する充実した仕上がり | SAFETY(安全性)4/ 5 |
最上級のXSにESP(車両安定デバイス)とSRSカーテンエアバッグを標準装備したのは高く評価できる。一方で後席中央のシートベルトが2点式というのは要改善。キセノンヘッドランプもオプション | ECO(環境性能)5/ 5 |
CVTを搭載するFF車はすべて平成17年度排出ガス基準75%低減で星4つ&平成22年度燃費基準は+25%を達成した。XSのFF車の場合、自動車取得税+重量税の合計で6万9900円減税となる | MILEAGE(燃費)4/ 5 |
10・15モード燃費は旧型からさらに向上し、FFのCVT車で23.0km/Lを達成。その実力は高く、副変速機付きのCVTと990kgという驚くべきボディの軽さにより実用燃費も期待できる | VALUE(バリュー)5/ 5 |
最上級のXSは安全装備のほか、アルミホイール(XLにも装備)&リアディスク、パドルシフトなど「走りの良さ」をうまく訴求する装備を搭載。同クラスのライバル車と比較しても装備は非常に充実している |
スズキ スイフト【フルモデルチェンジ】/試乗レポート
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